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関節を置き換えて進行ストップ

人工膝関節置換術とは

人工膝関節置換術は、膝関節の損傷した軟骨部分を切り取り、その部分をセラミックや金属などでできた人工関節に置き換えるものです。主に、関節の変形の進んだ患者に対して行われます。この手術の特徴は、人工関節に置換する際に、膝関節を正しい位置に治すことで膝関節への負荷を軽減する作業も加わる点にあります。これにより、膝関節の安定性や可動域も確保されます。また人工関節に置換すると、以後膝関節の痛みが取れるため、この手術を希望する患者は少なくありません。人工関節の耐久性は20年以上の長期間であること、感染症などのリスクが低くなっていること、また長く入院加療する必要もないため、精神的負担はそれほど重くはないのですが、一方でデメリットもあります。

人工関節が生身の身体に融合することはないため、長期間使用によって人工関節と骨の間がゆるむことがあるのです。そういった場合は、再手術の必要があります。また、膝を折ることができないので、正座ができなくなります。しかしこのようなリスクがあったとしても、人工膝関節置換術が支持されているのは、やはりリスク以上のメリットがあるからに他なりません。

手術後の注意

手術は、2~3時間ほどで終了します。術後2日ほどで運動療法が始まりますので、比較的早い段階でリハビリに入るのだと捉えて良いでしょう。術後は、うっかり膝に負荷をかけてしまわないように、手術をした足はできるだけ地面から離しておきます。寝る時も、手術した足を吊るすなどしてベッドから離しておきます。大よその入院期間は約1カ月ほどで、2か月もすれば負荷のかかった動作もできるようになります。入院期間中に筋力が落ちてしまいますので、運動療法には地道に取り組む必要があります。

日本では、80歳以上の高齢者に変形性膝関節症が非常に多く、その8割以上が女性であることがわかっています。特別重病を患っていない限り、高齢の人でも人工膝関節置換術を受けることは可能とされています。

 
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