高位脛骨骨切り術は、膝関節の内側に変形が顕著に見られる人で、かつ患者が比較的活動的である場合に施される方法です。O脚を矯正するために脛骨を切り、膝関節への負荷を軽減します。完全に回復するのには2~3カ月ほどを要しますが、重労働やスポーツにも耐え得る状態まで回復するのが特徴的です。手術によって膝にかかっていた重心が変わりますから、しばらく慣れない人もいるようです。しかし自分自身の骨でしっかりと身体を支えることができるようになりますし、膝もちゃんと動くようになりますので、気長に治療を続けることが必要です。
具体的には、スネに当たる脛骨を切ることで軸を移動させる手術です。そうすることによって、従来は内側に体重がかかっていたO脚の人も、軸が外側にずれて正常な位置になるため、見た目としても機能的にも正常な脚の状態に近付けることができるのです。
しかし手術では骨を切りますので、切った骨同士がくっつくまではしっかりと固定しておかなくてはいけません。ですから、ある程度の期間は入院が必要になります。骨がくっついてからも、およそ3カ月程度は杖を使用しなくてはなりません。
なお、入院治療が長期間に渡ることからも、脚の筋肉が衰えてしまうのはやむを得ないことです。しかし、筋力が衰えれば、膝関節にかかる負荷が大きくなるばかりですので、退院後は、理学療法士の指導によるリハビリや、医師の許可のもと脚の曲げ伸ばしなどストレッチに取り組んでみたりする必要があります。