立ったり歩いたりという膝の曲げ伸ばし運動、正座、階段の上り下りといった動作は、膝関節痛を持つ身にとっては大変辛いものです。症状が進めば、日常的な行動にまで支障が出てしまうので、そのダメージは膝関節痛を患った者にしかわからない辛さがあります。少しでも膝の痛みを和らげようと、巷で「膝関節痛に良い」と言われている成分をサプリメントとして摂る人も多いようです。
代表的なのは、グルコサミンやコンドロイチンですね。関節や骨に良いとされており、サプリメントとして非常に人気が高いのも事実です。大まかに言えば、グルコサミンは軟骨生成を促進し、コンドロイチンは軟骨組織の破壊を予防する働きを持っています。
グルコサミンはアミノ酸の一種で、軟骨の成分プロテオグリカンやヒアルロン酸のもとになっています。同時に軟骨の生成を助長する働きがあります。私たち人間の体内では、軟骨、爪、皮膚などに含まれており、体内でも生成されますが、加齢とともに減少していくため、エビやカニなどの殻から作ったサプリメントで補う人も少なくありません。
アメリカでは30年近くも、関節痛へのグルコサミンやコンドロイチンの働きについて注目し研究が重ねられており、サプリメントも日常的に摂取されています。
コンドロイチンは、軟骨組織だけではなく、脳神経やあらゆる内臓に点在する成分です。関節痛に対しては、高い鎮痛作用を持っているため、「膝関節痛にはコンドロイチン」と覚えられているかも知れませんね。
関節の軟骨部分に存在するゲル状の軟骨組織は、コラーゲン線維とプロテオグリカンが綿密に絡まっていますが、このプロテオグリカンの中にコンドロイチンが含まれており、クッションとなって骨同士の直接の接触を避けているのです。このため、軟骨組織がもろくなると、膝関節への負担も大きくなり、痛みや腫れなどの炎症として症状が現れるようになります。
効果的にコンドロイチンを摂取することで、グルコサミンとともに十分量を保つようにしたいですね。