関節リウマチは、関節が炎症を起こしたもので、痛みや腫れを伴います。症状が進行すると関節そのものが変形し、最悪の場合、関節の機能を失うこともあります。
怖いのは、一か所の関節だけに起こるのではなく、あちこちの関節に症状が見られるということ、そして関節だけに止まらず、内臓疾患も併発するということです。日本の30歳以上の人口のうち、約1%の人が関節リウマチを発症すると言われており、特に40代前後の人、さらに男性よりも女性に多く発症する傾向があります。
関節リウマチは非常に辛い症状を伴います。手指、足指、手首などに腫れと痛みが見られ、その症状は天候に左右されやすい傾向があります。特に雨の日や寒い日などは、痛みが強く出てきます。
関節の痛みは、一般的な関節症のように、違和感や痛みを覚えるところから始まることも多く、初期的症状では身体を動かしているうちにそれら不快感も消えることから、病気の進行を見逃してしまうこともあります。
リウマチでは、関節に特異な変形が見られるのが特徴的です。手の指が小指側に曲がったり、足指の外反母趾が見られたり、肘や膝を伸ばせなくなったりします。こういった関節症状だけでなく、内科的疾患を併発するのも特徴的です。全身の倦怠感に始まり、肺に影がかかったり水が溜まったりすることがあります。さらに悪性関節リウマチは、血管への炎症も認められ、これによって腸梗塞や心筋梗塞など重篤な疾患を呼ぶ可能性があるため、こちらは特定疾患に指定されています。
関節リウマチの原因は、現在のところ、まだはっきりとはわかっていません。しかし患者の免疫機能に何らかの異常が認められる点は、明らかになっています。
現在行われている治療法は、薬物治療、手術、リハビリが主で、「痛みと腫れを抑えて動作をできるだけ容易にすること」に重点が置かれています。日常生活において患者自身は、よく身体を休め保温に努めることが必要になってきます。